哀恋の風 舞い散る 思いがひとつ ひとつ まだ水面沈む 移ろう景色の中を ひとり ひとり 歩く ひずんだ 街の五線譜 命の音も ゼンマイのように 逆らう事を忘れて ひとり ひとり 歩く 悲しみはやがて 雨上がりの 空に溶ける そっと 呟く強がりも じきに白く 変わりゆく 戻れない季節に さよならを 凛とした 君の笑顔は 秋の空 夢追いし あの日から 変わらず この胸の中で さざなみ 静かに揺れる 夏の夕日の遥か記憶 触れても帰りはしない 遠き あの日の二人 いつか見た空は 悲しいほど美しくて 君の 最後の姿のように 胸の奥 絞めつける 例えようもない 切なさ抱いて 乾く風もこの身を打つ 彩りの絶え間ない あの日々は 遥かな空 流れてゆく 命が再び繰り返すなら 凍てついた時を壊して 果てのない未来とであいの空へ 辿り着くよ 風のように 戻れない季節に さよならを 凛とした 君の笑顔は 秋の空 夢追いし あの日から 変わらず この胸の中で 澄んだ空 届け 願いの詩よ 舞い落ちる 彩りを拔けて 哀恋の風が吹く この道で ただ一人の 君の想う 風が告げる 明日の空も 変わらず この胸の中で