[00:04.50] [00:13.00]嫁ぐなら高貴な人へ [00:18.49]父、入道に言われ育った [00:27.19]その夢がかなわぬときは [00:32.43]海にでも身を投げるがいいと [00:43.93]高麗の紙 くるみ色の文 [00:49.32]綺麗な文字に気後れがして [00:57.64]行間に心の深さ [01:02.32]量りきれずに拒み通した [01:14.17]十三夜の月 [01:18.62]月毛の駒で雲間を駆けて [01:24.71]思う誰かは別にいるのに [01:36.13]海に淡路島 [01:40.42]私の琴が聴きたいと言う [01:46.21]風の細紐 弦を鳴らした [02:04.48]年代わり帝は目を病み [02:12.35]物の怪に悩む大后 [02:25.40]光る君 無実の罪を [02:37.77]許されて帰京が決まる [02:52.94]藻塩焼く煙のように [02:58.16]離れても風に溶け合う [03:06.82]形見にとくださる琴の [03:12.16]調弦が緩まる前に… [03:23.72]澄み渡る音色 [03:28.17]あなたの方へ寝返る波に [03:34.11]この身を投げて沈みましょうか [03:46.55]旅の狩衣 [03:51.20]涙を濡れた互いの服を [03:56.90]取り換えましょう また逢う日まで