[00:23.91]魂が身体を離れ [00:37.74]空を舞い雲間を滑る [00:51.54]逆立った髪は墨色 [01:01.47]星空を塗りつぶしていく [01:15.89]光る君 一目見ようと [01:25.06]祭りの日 混みあう車 [01:34.54]正妻の葵の君に [01:44.11]割り込まれた壊れた車 [01:52.77]東宮妃だった私に [01:58.71]なんという哀しい恥辱 [02:04.51]めらめらと心の奥に [02:13.39]嫉妬の火 飛び火していく [02:25.91]臨月の葵が伏せる [02:39.54]部屋の隅 宙に浮かんで [02:53.68]憎しみの化身となって [03:04.86]まなざしも般若に変わる [03:17.80]泣かないで きっとよくなる [03:28.81]囁かれ微笑む葵 [03:37.26]ご祈祷をゆるめてください [03:46.57]苦しくて息ができない [03:56.11]恋しさにさまよう心 [04:01.74]その指でつなぎとめてね [04:07.93]途中から声が変わって [04:17.37]誰だ!って突き放された [04:44.13]夕霧という男の子 [04:58.23]産んだ後 葵は死んだ [05:10.91]冷酷で高飛車だった [05:20.04]妻なのに源氏は泣いた [05:34.74]悪い夢みていたように [05:44.13]汗ばんで目覚めた私 [05:53.31]護摩に焚く芥子の香りが [06:03.18]服や髪しみこんでいた