[00:51.31]月より白い頬の色 [00:57.47]絹糸に似た長い髪 [01:03.87]朝の露より儚く生きて [01:10.39]透明なまま天に召された [01:16.80]愛されすぎると薄幸になる [01:23.25]父の帝の寵愛が過ぎ [01:29.81]後宮たちの妬みの渦が [01:36.42]命の衣を剥ぎ取った [01:46.34]桐壺 私は母の顔を知らない [01:55.57]亡くなったとき 幼子だった [01:59.08]桐壺 私は母の顔を知らない [02:08.72]その空白の面影を [02:12.43]私は一生追うのだろう [02:25.42]光る君 光る君 [02:31.94]女御や更衣が手で招く [02:38.87]利発さを父は案じて [02:44.64]源氏の名を与えてくれた [02:51.15]藤壺の君が入内したとき [02:57.90]母にそっくり 皆が騒いだ [03:05.15]床几を抜けて御簾の内まで [03:11.18]膝に甘えに遊びにいった [03:20.79]藤壺 私の母と生き写しのひと [03:30.33]元服すると逢えなくなった [03:33.72]藤壺 母とあなたが二重写しに [03:43.43]御簾の外から動く影 [03:47.23]目で追いながら焦がれてた