[ti:覚醒ラブサバイバー] [ar:GUMI] [al:nicovideo sm20386215] [00:00.00] 作曲 : 沙P [00:01.00] 作词 : 沙P [00:03.88]編曲:沙P [00:04.23]唄:GUMI [00:05.91]『ある種の生物は死の瞬間に [00:07.07]その眠れる脳細胞が活性化し [00:08.86]その知能指数は数百倍に跳ね上がり [00:11.19]自らに飛翔する能力があることを [00:12.62]はじめて思い出すのだという [00:14.68]まああの虫なんですけど』 [00:16.05] [00:19.21]終業式 呼び出したあの子は [00:21.85]西崎さん(仮・学園のアイドル) [00:24.57]場所は当然 定番の屋上 [00:27.22]古典的に想いはお手紙に [00:31.91] [00:35.23]世界中に蔓延るテロリズム [00:37.86]存じ上げず申し訳ないです [00:40.51]こんなちゃちな学校の屋上 [00:43.20]政治的(ポリティカル)な価値があったなんて [00:47.85] [00:51.21]チャイムが鳴った [00:53.89]その瞬間に [00:56.57]起爆装置は嗤った [01:00.46] [01:00.75]時限爆弾で吹き飛んでいく [01:04.95]僕の僕のラブレター [01:07.53]「ずっとずっと前から好きでした」 [01:11.94]爆風の中黒焦げていく [01:15.57]君へ君へのラブレタ [01:18.20]人生で一度の恋でした [01:22.44]さよなら [01:24.00] [01:24.27]『人間の脳はそのほとんどが [01:25.14]生涯眠ったままなのだという [01:26.45]虫にすら可能なのであれば [01:27.79]人生はじめての告白と [01:29.19]テロへの遭遇という未曾有の状況下で [01:31.05]僕の脳が爆発的進化を遂げたとしても [01:33.14]何ら不思議ではないのだ [01:34.84] [01:35.18]覚醒する潜在能力 [01:37.83]時が止まる 世界が加速する [01:40.52]思考する速度は光速 [01:43.18]じわり迫る 爆発の衝撃波 [01:47.73] [01:51.24]現実には到達までわずか一秒未満 [01:55.14]どんな選択肢が? [01:56.54]西崎さん(仮・運動は苦手だ) [01:59.19]屋上には本当に何もない [02:03.18] [02:07.21]隠れる場所も [02:09.84]見つからなくて [02:12.51]階段のドア? [02:15.15]…遠すぎ。 [02:16.58] [02:16.78]時限爆弾で消し飛んでいく [02:20.94]僕と君と屋上 [02:23.51]フェンス越し 輝くスカイブルー [02:27.83]爆風の中伝えられるなら [02:31.55]こんなこんなラブソング [02:34.20]「幸せな最初の恋でした」 [02:38.48]さよなら [02:39.59] [02:40.00]『この星が生まれてから四十六億年 [02:41.87]単純なアミノ酸が巨大な蛋白質となり [02:43.57]その目も眩むような連鎖の果て [02:45.27]生まれたのが僕という存在なら [02:46.42]西崎さん(仮・超かわいい)という運命を前にして [02:49.83]ただ宿命を享受するなどということがあろうか』 [02:50.11] [02:50.54]言いたいことまだ言えてなくて [02:53.17]こんな僕じゃ死にきれないんだ [02:55.90]選択肢を見つけてしまった [02:58.55]ギリギリまでもがいてみようか [03:01.29] [03:04.09]チャイムが鳴った [03:06.97]次の刹那に [03:10.00]君 を か か え て [03:12.95]フ ェ ン ス を こ え た [03:16.29] [03:17.64]空へ [03:18.65] [03:18.92]爆弾で吹き飛んでいく [03:21.75]屋上から君を抱き [03:24.29]飛び降りて落ちたプールの中 [03:28.64]爆風の中ほんの少し焦げた [03:32.28]僕と君の制服 [03:34.95]ずぶ濡れ抱きしめて叫んだ [03:39.05] [03:39.32]「好きだよ」 [03:40.39] [03:40.68]『つりばし効果というものがある [03:42.23]危機的状況下において出会った男女は [03:43.83]高い確率で恋におちるというものだ [03:44.63]残念ながらその効果には人それぞれ個人差があるわけで [03:48.00]僕の告白がどのような結果に終わったかを [03:50.32]保証するものではなかったといえる』 [03:51.56] [03:51.96]終わり [03:52.66]