もし君のその両手に夢を乗せて 痛みも涙も堪えたら、あぁ そしていつか、聞こえてきた 君に贈る言葉 この歌は、この声は、まだ? 伝えたい事 伝わんない 諦めた ふりして また 誰もいない 道で 転んでさ 運命よ 儘に回れ まぁ 哀れな夢 現実と事実の間に 深く根付いた 僕らつぼみの様で 咲き誇れなくて 摘み切れない言の葉 掬い上げて 見せ合ってみようか 例えば「好きなんだ」と伝えたいと 思ったよ 怖がる君の顔が 浮かんで揺らいだまま 震える手で書き綴った 「さよなら」さえも 決して渡せずに立ち竦むだけだ 近くに見える様で 遠のく曖昧な道 伸ばした指の先に 求めるのは笑顔くらいだ 少しずつ近づいた 距離と胸の鼓動に 目が眩んで 強がってる その手を掴めないまま ココにはまだ僕らの 記憶が落ちてるから 例えば「離さないで」とチカラを入れて いいの? 君が委ねた体は何を伝えたいいんだろう? 溢れだした気持ちに僕は抗ってみたよ 消して笑って手を振るだけだ たとえ君の涙が流れないくらいに 傷ついて悔やんで一人帰り道 あぁ そこに僕が愛してた姿あるのなら この歌がこの祈りが届くように 例えば欺いた僕の目が覚めたよ 君が明日には旅路につくと言うのなら 幸福も夢も日が昇ったら渡すから あどけない笑顔が楽しみじゃないか 生まれてきた証さえ手に持たなくとも そこに僕が生きたしるしが残るはずだろう 笑って送ったこぼれ出た涙は僕の物だ 君の跡が頬を伝って歌になった 例え君の心がほどけないくらいに 強張るその唇に…あぁ