[00:27.02]落ち葉小道 悴んだ指先 [00:32.26]白み始める吐息 [00:38.94]虫たちの音 囁き出す頃に [00:44.20]辿り着いた景色 [00:50.22] [00:50.88]諦めるには早過ぎないかと [00:56.86]引き止める声に誘われ [01:02.77]形を変えて 返り咲いた日が [01:08.48]まるで昨日の様に思える [01:13.62] [01:14.01]黄昏空 きらきらと滲ます湖に [01:25.81]遠い想い出を そっと溶かして [01:31.78]木枯らしの中 肩を竦める [01:37.91]わたしは ひとりで  [01:45.75]冬の足音 聞いていました [02:05.19] [02:05.84]岸の草に 静かに腰下ろし [02:11.12]少し 想いに耽る [02:18.05]時の中で 虚ろな正しさは [02:23.28]すべて 押し遣られる [02:29.25] [02:29.95]愛が薄れて やがて忘れられ [02:35.92]幻想の国へ旅立つ [02:41.86]新たな夜明け 待ち詫びる夢が [02:47.70]夜毎に胸に諦め付けて来る [02:52.88] [02:53.28]月明かりが ゆらゆらと揺らめく湖に [03:05.11]在りし微笑みを そっと浮かべて [03:11.03]宵闇の中 頬を震わせ [03:17.10]わたしは ひとりで  [03:24.59]冬の足音 聞いていました [03:30.69] [03:31.43] [03:31.77]現人の世の移ろいは [03:34.46]表もあれば 裏もある [03:36.87]栄える富のその影に [03:38.93]寂れる神の嘆きあり [03:41.39]ああ 秋風が誘うは涙時雨 [03:44.96]野辺に迫るは冬景色 [03:47.26]雪霜に堪えて 春を夢見る [03:50.59]咲かせてみせます 諏訪の花 [03:54.62] [04:16.62] [04:17.38]暁空 ちらちらと散らばる湖 [04:29.19]強い眼差しで じっと見据えて [04:35.26]朝霧の中 瞳を閉じる [04:41.18]わたしは ひとりで  [04:48.71]冬の足音 聞いていました