水面に舞い落ちる花びら 鴇色に染まる 静まり返る世界 風は凪ぎ 永遠より長い鎖に繋がれた君よ 季節のない場所で何を思うの... 蒼褪めた月は何も変わらずに光る 星もまた廻る 失くした君の面影も この景色と諸共に色褪せてく 昏い色をした川縁を ぼんやり眺める あの日 夕暮れは紅く滲んだ 今 同じ匂いに包まれ 燈火を翳し 君のかけらを集め 涙零す 祈りの無力さなどわかってたのに 願ってしまうよ この風景 君にも見せたい 空の下で 花は散るよ 遥い 遠い夢