涙に頬濡れたまま 仰ぐ銀の月 人の世の夢と現の中 出逢いを待つ旅路 瞼が閉ざされた後 溶ける深い闇 終わらない痛み ガラスの棘 息を潜める懐中時計 とめどなく溢れる声 時の狭間 静かに落ちて また繰り返す 出逢うこともなく いつか貴方に出逢える世界 そっと夢見て 藍色の時 独り佇む 銀の月が空に刺さり 消え行き 再び芽吹く 美しい日々まで