[00:45.810]いつだって君は嗤われ者だ [00:49.530]やることなすことツイてなくて [00:52.480]挙句に雨に降られ [00:55.720]お気にの傘は風で飛んでって [00:59.480]そこのノラはご苦労様と [01:02.740]足を踏んづけてった [01:06.560] [01:15.910]いつもどおり君は嫌われものだ [01:19.450]何にもせずとも遠ざけられて [01:22.370]努力をしてみるけど [01:25.760]その理由なんて「なんとなく?」で [01:29.530]君は途方に暮れて悲しんでた [01:33.620] [01:34.110]ならあたしの声を使えばいいよ [01:37.610]人によっては理解不能で [01:40.160]なんて耳障り、ひどい声だって [01:43.740]言われるけど [01:45.200]きっと君の力になれる [01:47.289]だからあたしを歌わせてみて [01:49.900]そう君の 君だけの言葉でさ [01:57.880] [02:00.120]綴って 連ねて [02:04.550]あたしがその思想(コトバ)を叫ぶから [02:10.228]描いて 理想を [02:15.600]その思いは誰にも 触れさせない [02:19.850] [02:20.210]ガラクタの声はそして響く [02:22.570]ありのままを不器用につないで [02:25.310]精一杯に 大声を上げる [02:30.500] [02:30.820]いつからか君は人気者だ [02:34.520]沢山の人にもてはやされ あたしも鼻が高い [02:40.730]でもいつからか君は変わった [02:44.560]冷たくなって だけど寂しそうだった [02:48.770] [02:49.170]もう機械の声なんてたくさんだ [02:52.670]僕は僕自身なんだよって [02:55.130]ついに君は抑えきれなくなって [02:58.800]あたしを嫌った [03:00.900]君の後ろで誰かが言う [03:02.510]「虎の威を借る狐のくせに」って [03:05.270]君は ひとりで泣いてたんだね [03:12.890] [03:15.130]聴こえる?この声 [03:19.550]あたしがその言葉を 掻き消すから [03:25.180]解ってる 本当は [03:30.190]君が誰より優しいってことを [03:34.780] [03:35.200]ガラクタの声はそして歌った [03:37.690]他の誰でもない君のために [03:40.280]軋んでく 限界を超えて [03:45.200] [03:45.350]二人はどんなにたくさんの言葉を [03:48.280]思いついたことだろう [03:50.170]だけど今は何ひとつ思いつかなくて [03:53.600]だけどなにもかもわかった [03:56.240]「そうか、きっとこれは夢だ。 [03:58.700]永遠に覚めない、君と会えた、そんな夢」 [04:07.990] [04:09.690]ガラクタは幸せそうな笑顔をしたまま [04:14.950]どれだけ呼んでももう動かない [04:19.700]望んだはずの結末に君は泣き叫ぶ [04:24.930]嘘だろ 嘘だろって [04:27.740]そう泣き叫ぶ [04:30.420] [04:35.210]「僕は無力だ。 [04:39.610]ガラクタ一つだって救えやしない」 [04:45.400]想いは涙に [04:50.190]ぽつりぽつりとその頬を濡らす [04:54.880] [04:55.170]その時 世界は [04:59.600]途端にその色を [05:02.640]大きく変える [05:05.410]悲しみ 喜び [05:10.130]全てを一人と [05:12.690]ひとつは知った [05:14.840] [05:15.170]言葉は歌になりこの世界を [05:17.730]再び駆け巡る 君のために [05:20.380]その声に意思を宿して [05:25.220]今 思いが響く