あれからどれくらいの日々が 目の前を通り過ぎていった もう解らないけど 過去の想い出がこの胸を いたずらにかき乱して Ah 消えていった あれは冷たい雨の降る夜 突然君は旅立っていった 遠く 瞳の奥の幸せも全部 涙すらも空へと吸い込まれた やがてひとひらの雪となり 姿を変え 私の元へそっと降り積もってく 伝えたい事も伝えられず 舞い散る雪のように白く 記憶が霞んでく 今の私には少しだけ 冬の風が冷たすぎるから Ah 暖めて 永遠なんて言葉が嘘だって 本当は知ってたよ最初から でもね当たり前だと思ってた事も 君が居なくなって初めて気付く 自分の中に秘めていた 壊れかけの時計の針がゆっくり 動き出したよ 一緒に笑いあった日々も 二人で見つけた景色さえも 涙で滲んでく 独りで過ごす静寂の夜 この身凍らせる冬空に Ah 染まってく 冷え切った この心 どうすれば溶かせる? ペチカのように暖めて 優しい炎 この身包んで 時間という波が押し寄せて 私の中の想い出を全てさらってく 巡り巡ってまた何処かで出会える時がくるのかな Ah 抱きしめて