風に消えた言葉 拾うことができなくて 君の背中がゆっくり遠ざかり 夢はそこで途切れて目が覚める 繰り返し見る褪せた記憶は いつも同じ終わり方 手を伸ばすこともできなくて 僕らはそこでまた 同じことを繰り返している 走るリズム刻む 影となれた道を行く 太陽に向かう長い坂をのぼり いつもと同じ朝が今日も来た 言えないままの言葉がつっと 胸の奥で揺らいでる もう一度やり直すことが出来ても きっとその言葉は 君に伝えられない 時計の針を逆に巻いても 時間は戻らないけど 目を逸らすこともできなくて 僕だけ夢のカケラに とらわれたままで からっぼの手をじっと見つめる 後悔ばかり抱える あの日君へと この手伸ばしていたら 今とは違う答えが 出たのだろうか 終わる