週明けの すいたプールは 西風が うすい背中をくだるようで おもわず 目を細めたよ 「特別な彼女より 何故やさしいの」 きまって ぼくを責めるように 遠くでターンをしたね 恐い程 冷たくできず まともに肩も抱けない あいまいの少し手前が 静かすぎて恐いから もし淋しい時は いつでも逢えると すぐに言いだしてしまう あの日は近い明日よりも 遠い永遠を信じていた 夕立がフェンスをくぐる そのあとは 誰もいないプールサイド 少しづつ少しづつ 何かを変えていけたら 何年か経った時にも きみは変わらないでいて もし青春なんて言葉があるなら 今では てれくさいけど あの日は近い明日よりも 遠い永遠を信じていた 夕立がフェンスをくぐる そのあとは ふたりだけのプールサイド しばらく こうしていよう