遠いグランドに黄金色の雲がおりてく 鉄塔沿いに並んですわったね 電車がくぐる度 きみの声だけ聞きとれない 焦るように後れ毛をかいだ ぼくたちの青春は誤解で始まった あの日の自由って 粗末すぎるかたちに とらわれない方法(すべ)だった BOY MEETS GIRL BOY MEETS GIRL まぶたの奥に残っている 背中にふるえていた夢 一生 忘れたくない 黄ばんだ背表紙のアルバムにはさんだ五線紙 くせの強い文字が汗ににじむ きゅうくつなダウンを腰の上で強く結ぶと 「ずっときみは変わらない」と言った 別々の仕事で仲間ももう逢えない 何かに追われて同じ区間ラッシュに 争うように もまれてる BOY MEETS GIRL BOY MEETS GIRL 今でもきみを覚えている 悩んで傷つけあった夢 必ず かなえてみせる 短い春休みがそのまま続くようさ 変わらぬ理想を 自分だけに恥じない 歩き方で 続けるよ