空を彷徨い 流され続け 何年が過ぎた? はるか昔に 創った家は 既に朽ち果てた 生きているのか 死んでいるのか それさえ分からず ここはどこだい? 僕は誰だい? 答えは無くした 不意に夜空が一瞬 煌めいた 星が僕に 語りかけた 気がした 「君の声を、意思を、物語を、」 「僕に聞かせてくれないか」 その時 微かに 震えた 私の鼓動 解き放て 世界へ これは 僕らの願い詩(うた) 星の海から 明かりを集め 家をまた組んだ 空の光に 手を伸ばすけど 今は届かない すると 世界が一瞬 輝いた 満ちる星の光 言葉が聞こえた 「君は無数の星の一つなんだ」 「僕と一緒に生きよう」 「さあ」 その時 確かに 感じた 重なる鼓動 鳴り響け 銀河へ 僕たちの 光を いま放て