そっと、寂しさの赤に 木々は彩られてゆく 紅葉、散ってしまう間に 君を忘れてしまおう 鳴呼 誰にも知られない 内緒の恋だったよ 叶えることよりも 見つめていたかった それなのにどうして? 秋ノ風は静かで 葉を撫でるばかりさ 恋が散らぬように… 不意に悔しさが零れ 視界、歪みが生じた 君は何も違わない 守る人がいるだけで 鳴呼 鋭い蝕みが 無いから絶えてしまう 傷口開こうと 君の顔が見たい それを知るかのように 秋ノ風は静かで 葉を撫でるばかりさ 恋が散らぬように…