[00:24]更けゆく空 桔梗に染む 冴やけき影を見ていた [00:34]幾重になる虫の音色が寂しくて 止む事を祈った [00:46]この場処が苦しいのは 何故 [00:52]あの日貴方を 失ったからでしょう [00:57]秋の月 泡沫 [01:03]仄かに零れる光 見つけてくれたのは [01:14]貴方でした [01:30]やがて遠くの山の峰が 白々霞みだすまで [01:53]欠けては満ちる 尽きぬ影に [01:59]思いを重ねて 行く末を誓い合った [02:05]秋の月、泡沫 [02:27]行き場もなく 遙かまで さすらうでしょう [02:38] [02:51]満月よ もし一つ 一つだけ願いが叶うと云うならば [03:01]逢いたい もう一度だけ [03:08]刹那の灯火で良い 呼び醒まして [03:18]秋の月 泡沫 [03:24]仄かに零れる光 浮き沈む雲居に [03:35]貴方を思う [03:41]雁が 去り往く [01:42.20]幾度 夜を 時を忘れて 二人語り明かしたでしょうか [02:10.20]漂う小舟のように 心は遙かまで さすらうでしょう