何もいらない あなたがいればいい そっと橫顏 息を殺す まばたきすれば 消えてしまいそうで 凝視(みつ)めさせて 好きだよ あぁ 木々が震え 降り出した雪 足跡 ふたつ 白く 時よ 積もれ 時よ 積もれ 髪に 胸に ふたりだけの夢に 咲けない花の種は 雪に抱かれ 寄り添うの 靜かに忘れられたい もうこれ以上 心配いらないよ きっと私が 連れてくから 遠回りでも 行き止まりでもいい 一緒だから怖くない ねぇ 止まない雪 根雪になるね 繋いだ手だけ あたたかい 時よ 吹雪け 時よ 吹雪け 揺れる 思い出に 面影に今 大事だった すべて 手も振らずに遠ざかる 本当は失くしたくない 愛してる はじめて言うよ 愛してる 強くなるため 愛してる? はじめて聞くよ 愛してる? わかってるから…ね 時よ 積もれ 髪に 胸に ふたりだけの夢に 白い雪に埋もれ 人知れずそっと咲く花 微かな光 顏を上げて 静かに忘れられたい