[ti:はじめまして] [ar:園田海未] [al:] [00:00.60]初めてお目にかかります。 [00:02.66]私の名前は園田海未と申します。 [00:06.73]海のように心の広く、 [00:08.99]また、何処までも終わる事なく伸びていく [00:11.60]大きな女性に育つようにと [00:13.77]両親が願ってつけてくれました。 [00:16.88]本日はどうぞよろしくお願い致します。 [00:22.19]特技はお琴と長唄、武道では剣道です。 [00:26.96]私達9人は、生徒の数が凄く減ってしまって、 [00:31.23]廃校も間近と言われる学院の再興を願って [00:34.51]アイドル活動を始める事になりました。 [00:38.27]私の生まれ 育った町は [00:40.43]東京の真ん中の方にある古い町で、 [00:43.55]秋葉原や神田 神保町といった [00:46.21]有名なスポットに挟まれた [00:48.57]小さくて、あまり特徴の無い穏やかな町です。 [00:52.58]所々には、戦争の前に [00:54.64]建てられたままの建物も残っていて [00:57.57]代々住んでる人の多い町。 [01:01.38]私も曾お婆ちゃんの代からここに住んでいて、 [01:05.41]落ち着いた優しい空気が大好きな町です。 [01:10.97]その町の真ん中に、 [01:12.88]まるで象徴のように優しく立っていた [01:15.11]私たちの学校が廃校になるなんて [01:18.29]本当に、悲しくて... [01:20.85]まるで、 [01:21.52]今でも悪い夢を見ているような心地がします。 [01:26.08]祖母も通い、母も通い、 [01:29.09]地域の人みんなに愛されて、 [01:31.35]賑やかだった歴史ある音ノ木坂学院。 [01:34.63]子供の頃は私も、 [01:36.66]いつかあの制服を着て学校に通うんだ! [01:39.59]という憧れに [01:40.40]ささやかな胸を膨らませていました。 [01:44.33]まさかその学校が無くなってしまうなんて、 [01:48.35]本当に 人の世は儚いもの…。 [01:53.01]そんな時の流れや社会の流れに逆らうには、 [01:56.52]私たちの力なんて、 [01:58.48]本当に、本当に小さなもので [02:01.29]有って無いようなものなのかもしれません。 [02:04.74]でも、やっぱり、 [02:07.36]むざむざとその流れに身を任せる事は、 [02:09.90]私には出来ない。 [02:12.13]私たちの大好きな学校に、 [02:13.79]どうかもう一度 輝きを取り戻してほしい! [02:17.90]そのために、 [02:19.08]私たちに出来る事なら何でもしたい! [02:22.13]そう思うようになりました。 [02:25.66]「お家再興を願う」は武家の習い。 [02:28.79]時代を繋ぎ、世を繋ぎ、 [02:31.49]健やかな玉のような跡取りを [02:33.61]次代に残してこそ、 [02:35.31]女子の本懐です。 [02:38.43]そのためには、 [02:39.80]まずは私たちの事を知って貰わなくては! [02:42.92]と、少し単純かもしれませんが、 [02:45.34]そんな風に思って [02:47.29]今、私は皆さんの前に立っています。 [02:51.03]少しでも、 [02:52.15]私たちに興味を持って頂けたなら、 [02:54.96]あなたの力を貸して下さい! [02:57.39]私も、私たちに出来る精一杯で、 [03:01.22]否!誰にも負けない愛と勇気! [03:05.70]で、あなたに元気と笑顔をお返しします!