長過ぎもなく 短過ぎない髪 面白くない オチのない話とか でもそれがそう たまらなく愛おしいんだよ 君は気付いてなくて ほら例えば あそこの女性みたいに 胸を出してさ 誘惑したとしても 顔はイマイチさ 嘘だよ怒らないでよ そんな顔がまたかわいいね 今日は何色?って 君にフザけて聞いた夏の日 「当てたら見せてあげる」なんて あの日から僕は気になってしまうんだ なんてことない君だけど そのまま普通の子でいてよ そしたら僕の色でほら 染められるからさ 僕の枕にこびりついた あの銘柄のシャンプーの香りも ずっと ずっと 覚えてしまっているよ だけどもう君は アイツの匂いがすんだ 近頃では 8割型 アイツの話ばっかだ グロスなんかつけて 見たことのない 輝きを見せつけるんだよ 僕はそのメイク嫌いだな なんにもわかってないよアイツは そう 君が傷付く言葉、仕草 嘘泣きだって 僕なら全部わかってあげられるのに なんてことない君だから 余計に大事に思うんだ 恋も愛もどうでもいいほど近くにいたいんだ 他の誰かに染まっていく 君を見る為にここにいるわけじゃ ないよ ないよ だけど離れるのは 一番辛いから 知らないフリしておくよ 長過ぎもなく 短過ぎない髪 今となっては 鼻についてしょうがない あの銘柄の匂いが僕を苦しめるんだよ 君は気付いてないだろう