閉じられてた本に挟んだしおり 紐解く記憶たち 逆引くように 物語は綴られる 今はもう遠くなった日の言葉 真実だと疑わなかった 真っ白なノートに走らせていく指 見つめる笑顔うれしくて 去り際、伸びる影に 再会を約束して 飲み込んでしまった 君への偽りを 書き連ねて残す 大切なモノ まだ形にならないけれど すぐに 僕たちのあしたの 道になる 下書きのページに 挟んだしおり ためらう記憶たち 逆巻くように 物語は動き出す いくつもの可能性があるんだと 信じでいるこの世界だから タイトルの無い表紙を見て、ペンを取る 未来に名前をつけよう 面影さえ忘れた 二人で見ていた景色 戸惑いと不安を隠せず駆けだした 黄昏に消えてく 金色の瞳 導かれるようおいかけた それは 僕たちがあるいた 道だった 未完成の本に 挟んだしおり 重ねた記憶たち 逆らうように 物語は作られる 小さな声で 呟いた悔いの言葉 感情の翼を つかさどるように 書き連ねておいた 大切なモノ まだ形にならないけれど それは 僕たちが「明日」と呼ぶ自由 閉じられてた本に 挟んだしおり 紐解く記憶たち 逆引くように 物語は綴られる