[00:00.000] 作词 : 長渕剛 [00:01.000] 作曲 : 長渕剛 [00:28.038]ふるさとは捨ててきたはずなのに [00:34.787]私は今また何故ここに来たんだろう [00:41.780]三十年前暮らしてた私の家(いえ) [00:48.789]今では大工職人の花木さんが一人で住んでいた [00:56.349]黒くすすけた低い天井と [01:02.862]六畳一間の古い柱の傷 [01:09.811]ここで父が荒れ狂い、母が泣き、姉が泣き [01:16.845]一家四人、全てあの時のまんまだ [01:24.097]ふぞろいの湯飲み茶碗で [01:27.847]花木さんが入れたお茶を飲み [01:31.181]目をつむったら聞こえてきた [01:39.777]精一杯の生きる故の残酷な [01:46.950]あまりにも残酷すぎる悲鳴が [02:22.230]貧しさが幼き瞳を [02:29.264]臆病という隅に追いやった時 [02:36.409]「耐えて行くのだ!」といったい誰が [02:43.157]手をつかみ強く言えるのだろう [02:50.410]つかの間の優しさで、幼き瞳が [02:57.328]こぼれ落ちそうな涙をこらえたら [03:04.679]黙って両手でただ抱きしめるだけでいい [03:11.504]優しくなかったのは私なんだから [03:18.382]清らかすぎる心とまぶしい誠実が [03:25.465]痛くて、恥ずかしくて、息苦しくなった時 [03:34.964]人間は右手を自分の胸に [03:41.451]そっと、押し当ててみるものだ [04:16.913]いつの日からだろう心を語るのに [04:23.382]こんなに気をつけなきゃいけなくなった [04:30.590]悲しみが、どんな生き物よりわかるから [04:37.528]一心不乱に“勇気”と“希望”を探し当てるんだろう [04:44.663]しあわせが川の流れなら [04:51.633]なぜ、知らない人たちがせきとめるのか [04:58.735]壊れてゆこうとも生きてゆきたいのさ [05:05.698]踏みにじられたら腹から怒ればいいんだ [05:12.829]アジアの中の日本という小さな島国は [05:20.066]私の少年よりもっと貧しくなったみたいだ [05:28.498]そして強いられるものは とてつもない窮屈さと [05:35.735]当たりさわりなき、意味のない自由というもの [05:42.473]私の中に今、沸き上がってきた感情 [05:49.663]そうだ、これがまさしく私のふるさとなんだなあ [05:56.707]誰よりも強かった父よ、言葉を忘れ歩けなくなった母よ [06:03.896]はらはらと はらはらと最期の桜が散っています