構築された絶対聖域エリアは暗く閉ざされた母ママで 太陽の光ぬくもりさえも届かない、コキュトスの箱庭 この記憶は作られたフェイク プラグで転送おくられたデータせかい 禁忌の手により造形うみだされた最終兵器じょおうさまはどこへ消えた? 流れ込む精神信号かんじょうは総てを変えて 破壊を生み出すだけの 「最終兵器-弐式-おひめさま」へと再構築しんかする 貴女すら触れられぬ私の力で、 止まった時計の秒針はまた少しずつ動き出す。 憎めば憎むほど強くなる眼窩のロザリオ 焼き付けられた[Di-Vaこくいん]の意味すらもわからず ノイズ雑じりの頭脳回路あたまの中で誰かが囁き始める 救済の言葉を並べ立て「救いは無いんだ」と言った 壊す事に意味は有るのだろうか ただ何もできず朽ち行く地平 崩れた月の海に光を流す 「こんなにも綺麗な世界なのに。」 溢れ出す涙の色は黒く染まり 総てを変えた世界は崩壊への序曲を謳うたう 虚無と絶望の咲いた世界へと還す 煉獄の炎に焼かれて消えて、灰になろうとも。