覚えてはいないだろうな、あの一言 衝撃だった 君にとってはなんてこともない一言だったと思う だが、その一言で 道筋が見えたような気がした 励まされたと言ってもいい その瞬間たら 君が立場を超えて 一人の人間として 私にとって大事な存在に見えたのは だから、期待してしまう 君なら 高くて分厚い壁に縁を立った私に 思いかけない処から 光を当ててくれるのではないか 新しい何かを 私に齎してくれるのではないかと 私にそんな気持ちを懐かすだという時点で 君は、自分に自信を持って当然じゃないのかね