一ツァエー 人の生まれは皆同じ だましだまされ 泣いたとて 嘘は天下のまわりもの 二ツァエー 二人三人恋したが 風の吹きよで すぐ逃げた 口先ばかりの女ども 三ツァエー 見かけばかりで生きる街 故郷を出る時 抱いていた 意地さえネオンに散らしたか 四ツァエー 余所見したならきりがない 唇かんで こらえたら 人など殺さずに生きられる 五ツァエー いらぬお世辞も女には 白と黒との みさかいを 忘れて酔わせる男ども 六ツァエー 無理な望みじゃないけれど やりたいことの 半分も できれば青春それまでか