作曲 : 林田健司 作词 : 松本隆 懐かしい道を 葉書(はがき)片手に歩いた 大人の視野(しや)で見ると 道も街も狭い ママになった子は みんな子供の自慢さ 未婚はぼく一人で なんとなく浮いてた 二次会行かない?と 君から耳打ちさ いいけどねちょっと飲みすぎて 舌もつれてる気がするよ あの頃君には嘘ついて 友達でいようと 本音をかくした ジョークのつもりで告ったら 今さら遅いって 真顔でにらまれたよ ガラスのおはじき弾(はじ)く君の白い指 目を閉じればそこにね おさげの君がいる 何年經っても 僕の心のクレヨン 感情のひだまでも 細(こま)かく描けるんだ 失敗しちゃったの ポツリとつぶやいた バツイチに私なっちゃった そう遠い目で星を見た 慰(なぐさ)め言葉を無数にね 胸の奥シャッフル 聲にならないよ 無言(むごん)で片手で抱き寄せて 優しく叩いたよ それしかできなかった あの頃君には嘘ついて 友達でいようと 本音をかくした ジョークのつもりで告ったら 今さら遅いって 真顔でにらまれたよ