[ti:] [ar:] [al:] [00:00.60]「もう、いいかい。」 [00:02.97]僕は尋ねるけど [00:05.45]そもそも君はこのゲームを知らないんだ [00:10.84]ああ、君は巧く隠れて居る様だ [00:16.08]そもそも隠れて居るかどうかすらわからないんだ [00:21.18] [00:31.40]アイ色のカケラ、探すたび [00:36.64]僕にはそんなもの無かったと言い張ってたんだ [00:42.37]彼等も訪れた場所なんだろう、 [00:47.25]沢山のきせきが確かに存在して居たんだ [00:51.91] [00:52.86]だれもが探しもの ふたり [00:55.84]きっと何かを悟った様 [00:58.21]どこかで出逢うだろう [01:01.35]寄り添って [01:02.33]同じ色の表情(かお)で― [01:05.01] [01:05.88]もう一歩、進む勇気が在れば [01:10.96]抵抗(きがね)なく君自身と此処で向き合えたのかな? [01:16.35]「もう、いいよ。」 [01:18.69]君の声で振り向いた [01:21.64]瑕(きず)だらけの空間世界に色が付いた [01:26.53] [01:27.39]だって君なんて見附から無いよ [01:30.52]悲しくて情けなくて逃げ出した [01:34.07]夢中で嘘の合間をくぐって [01:37.32]ぶつかって毒を吐いて [01:40.20]崩れ落ちてしまいたくて [01:42.49]嘘は本当の君を隠していく [01:45.87] [01:55.67]行き場を失う 転ぶ [01:58.67]はっと彼らを一瞥する [02:02.00]怪訝にもがいている僕をみる [02:04.92]慌てて目をそらす [02:07.18] [02:10.32]「ゲームがそう、始まる前からもう [02:15.06] ドサクサに紛れて顔隠してきたんだってね。」 [02:20.64]「もう、遅いよ。」 [02:22.97]彼等の声張り付いた [02:25.58]途方も無い逃げ場に言い訳をそっと投げた [02:30.46] [02:31.45]そうさ君なんて見附から無いよ [02:34.88]悲しくて情けなくて逃げ出した [02:38.10]夢中で嘘の合間をくぐって [02:41.51]アイタクテ アイシタクテ [02:43.72]ハナシタクテ ハナレテシマウノガ [02:46.90]恐くて四肢をほうり出した [02:49.85] [03:07.66]隠れて居たのは本当に君だったのか? [03:10.42]僕もゲームが始まるずっとずっと前から [03:14.49]綺麗事に紛れて 本当の顔隠して [03:18.13]居たんじゃないのか? [03:22.25]アイ色のカケラは失くしてしまったけれど [03:25.84]少しばかり時間は過ぎてしまったけれど [03:29.11]ただ君と向き合って 伝えるべき言葉が [03:32.82]ひとつだけ在る [03:36.63] [03:38.77]失ってしまったものが 見附からないと誰が決めた? [03:43.82]このゲームを終わらせるんだ [03:46.24]走り出せ 走り出すんだ [03:48.75] [03:49.30]アイたいよ アイたくて [03:51.14]転んだ事なんて 舌を出してさ [03:54.56]笑ってやるんだ 笑ってやるんだ [03:57.61] [03:57.88]溢れ出した目一杯の君の涙も [04:02.00]かすれて消えた君の声も [04:07.20]失くした君の心臓(ココロ)も [04:12.25]『―いま、見い附けた。』