流れ行く雲の裏踊り狂う星を 眺め横切ったなら夜に浮かぶ都市へ 答えなど意味を成す宝でしかなくて 追い求め遥か宙(そら) 課せられたesoteric(エソテリック) 影に張り付いた 時空(とき)の中を 切り裂く咎 抱え込んだ運命の歯車を回して 噛み合ったオラトリオを 奏で嘲笑した(ほほえんだ) 流れ行くほうき星 儚く散る定め 抗う少女の歌 声は遠のいて 虚空さえ寄る辺なく 己が心は何処 小さなこの体で 飛宝(たからもの)にすがる 影を引き裂いた 雷(いかづち)さえ 彼方遠く 深淵の闇の中で ただひたすらもがく 伸ばした手の先にほら あなたの欠片が 美しき蓮の葉に 伝う雫に映る 歪んだ一輪、野薔薇(私)が揺れる 影に張り付いた 時空(とき)の中を 切り裂く咎 抱え込んだ運命の歯車を回して 噛み合ったオラトリオを 奏で嘲笑した(ほほえんだ)