途と切ぎれた糸いとをたぐりよせ落おちる 嵩張る重荷の数だけ あの日聞きいた昔話じゃない 初雪に染しみた赤の色が映した 他愛のない日々の中に新しい夢だってある 貴方がここに置いていった鮮やかな箱庭 外れた糸をたぐりよせ気づく 軋んだ重荷の数だけ あの日聞いたお伽話じゃない 新緑に朽た朱の色が映した 朝を迎て とりとめのない日々の中大切な世界がある 私がそこに置いてきた古ぼけた絵の具は やがて やがて 色を増やし新たな窓に 誰も居ない 夜を迎えて また朝を待つ 他愛のない日々の中に新しい夢だってある 貴方がここに置いていった鮮やかな箱庭 扉が開く音がしたのは 貴方がそこで待ち続けてる 何度も呼つづけて居たのに 名前を忘れて気づかないままで