意識(いしき)の海(うみ)の中(なか) 泳(およ)いで 揺(ゆ)らぐ水影(みずかげ) 滲(にじ)んで広(ひろ)がる太陽(たいよう) 深(ふか)い空(そら)の色(いろ) 瞬(まばた)きも忘(わす)れて 幻(まぼろし) 映(うつ)した瞳(ひとみ) 昨日(きのう)までの弱(よわ)さだって 全部(ぜんぶ)私(わたし)だったんだ 消(け)してしまう事(こと)なんで 出來(でき)ないのに ここからじゃ 何一(なにひと)つ見(み)えないのが いつか怖(こわ)くなくなるの? この身體(からだ) 遠(とお)く誰(だれ)にも觸(ふ)れないように 閉(と)じ込(こ)めてしまいたい そっと 無數(むすう)の泡(あわ)になる 言葉(ことば)も空気(くうき)に溶(と)けて 爪先(つまさき)まで巡(まぐ)ったなら 新(あたら)しい音(おと)が聴(き)こえる? 一人(ひとり)でいれば 自由(じゆう)と思(おも)っていた 本當(ほんとう)は この手(て)を強(つよ)く摑(つか)んで 早(はや)く連(つ)れ出(だ)してほしい いつだって 弱(よわ)い心(こころ)が望(のぞ)む通(どお)り 大(おお)きな聲(こえ)で泣(な)けるのなら いいのに ここからじゃ 何一(なにひと)つ見(み)えなくても 今(いま)は光(ひかり)を探(さが)して 永(なが)かった眠(ねむ)りの殻(から)を 壊(こわ)すように 絡(から)まった感情(かんじょう)の糸(いと)を 解(ほど)いて 終わり