赤い煉瓦 蔦の葉がからまる喫茶店 こんな見せかけの店は嫌いと 君ははっきり言った そのひとこと いさぎよく 僕の胸を突いた 扱いにくいことは承知でも 僕は君に恋をした 醒めた瞳の奥 引きこまれて いつも つくりばなし 本気にさせられてしまう 醒めた 口ぶりには もう慣れたよ 君の 好きなせりふ 明日は今日よりもマシさ 痩せた背中 バスルーム鏡の中の君 たさ淋しがりやが写ってる やせがまんの横顔 シャワーのしぶきにかくす 涙は見ない 見ないでおくよ