情念まで乾いてく 力なく風化していく 忘れ去られてしまう 無数の胸騒ぎ 光のない朝にさえ たてついてきたはずなのに 目隠しをされた 山羊のように震えてる 春色の残像が揺れる 僕は白昼夢に迷い込む 春色の残像が眠る 二人は不確かにそこに居る 国境線を越えて 羽根を休めているのなら どうかこの河には 戻らずに居て欲しい 背中合わせのけだるさと ときめきをはかりにかけた 僕の罪ならば この身を裁くがいい 春色の残像が揺れる 僕は白昼夢に迷い込む 春色の残像が眠る 二人は不確かにそこに居る 春色の残像が揺れる 僕は白昼夢に迷い込む 春色の残像が眠る 二人は不確かにそこに居る