聞かせて悲鳴を 痛みを教えて 潰れそうな鼓動を伝えて 早く 傷 滲んで流れ恍惚に 堕ちて 狂おしく 紅く散った薔薇のように その足 血に染め 歩くの辛いなら 透き通る この足 お嘗めよ 跪いて 熱く深い傷 その味教えて あなたの中に 私を刻んで 開かれる甘い罠のような 世界 淫靡な私にあなたの色 見せて 恋い焦がれ 蒼く散った薔薇のように その喉 渇いて 声擦れるなら 潤う 甘い舌 求めよ 啼き喘いで 待ち焦がれ 白く散った薔薇のように その瞳 凍てつき 何も見えないなら 全て見通す瞳 さぁ乞えよ 泣き伏して 辿り着いた恍惚 身体で教えて その舌で 唇で 離れたくないなら 透き通る この足 お嘗めよ 跪いて 終わり