闭(とざ)ざした瞳(ひとみ)の奥(おく) 白(しろ)く何(なに)もない世界(せかい)で 一人(ひとり)たたずむ姿(すがた) 底无(そこな)き井戸(いど)の标(しるし)のよう 封(ふう)じられたあの心(こころ)には もう何(なに)も色付(いろづ)くことはないの? 二人(ふたり)で歩(あゆ)んだ道(みち)を 想起(そうき)することも もうないの━━? どうかその瞳(ひとみ)开(ひら)いて 闭(とざ)ざしたままの その瞳(ひとみ)では 私(わたし)の心(こころ)も何(なに)も见(み)えはしない 降(ふ)りゆく雪(ゆき)の中(なか)で 无意识(むいしき)に想(おも)い抱(いだ)いて 吐息(といき)にのせた想(おも)い 风(かぜ)に消(き)えて届(とど)きはしない 冻(こお)りついた景色(けしき)のように この心(こころ)は全(すべて)てを拒(こば)んでいて 二人(ふたり)で歩(あゆ)んだ道(みち)を 思(おも)い出(だ)すことも もうなくて━━ どうかその口(くち)を开(ひら)いて 闭(と)ざしたままの その唇(くちびる)では 自分(じぶん)の想(おも)いも言(い)えはしない 闭(と)ざした心(こころ)は私(わたし)も 见(み)ること出来(でき)ない あなたの瞳(ひとみ)に 私(わたし)は 映(うつ)らない━━ どうか━━ その心(こころ)を开(ひら)いて 闭(と)ざしたままの その心(こころ)では 目(め)の前(まえ)の世界(せかい)は変(か)わらない どうかその瞳(ひとみ)开(ひら)いて 闭(と)ざしたままの その瞳(ひとみ)では 私(わたし)の想(おも)い 伝(つた)える事(こと)も出来(でき)ない 終わり