ただ滲んだ色が 黒く透明 その瞳に燃える 赤い陽炎 . ひとつ 鍵は遠く見える ふたつ ドアのノブは鍵穴無い . 空を見る 果てが見えない 眩しくて 白い 息が詰まる事に僅か 覚えたはずの言葉 . ただ霞んだ色が 白く黎明 その瞳に宿る 赤い陽炎 . よっつ 道は遥か遠く いつつ 目指す場所はこの地には無い . 夢を見る 前が見えない 悲しくて 白い 声が届く事に僅か 忘れたはずの言葉 . むっつ 影は薄く消える ななつ 照らす闇に紛れた色 . 揺れている 木々の枝から こぼれ出す 痛み 泣き出す声で思い出す 朽ち果てた花の園 .. . 空を見る 果てが見えない 眩しくて 白い 息が詰まる事に僅か 覚えたはずの言葉 . 夢を見ている 前が見えない 冷たくて 広い 声が届く事に何か 気づいたはずの言葉