囁きは何処か遠くで色付いていく 人知れず解けてく 寂しさに熱を帯びてく透明な声 溺れてく 誰かの記憶へ 隠し続けた本当の心を 置き去りにされ声も出せずに泣いてた 小さな自分「何も出来ないよ」と 扉閉ざして見てみないフリ続けた 「いつかかわれる」と 微熱を秘めたままでいるのに  ひらり 絵空事 「最果て、辿り着けば何が見える?」 チクタクと音を立ててく誰かの記憶 色付けば満ちていく 歪んでく視界 今でも覚えてるのに 今は未だ遠くで見てるだけ 探し続けた 名も無い忘れ物 忘れ去られて声を上げて泣いていた 「変われないよ」と溢れ出した声を 積み重ねては何度も立とうとしてた 今は遠くても 寂しさ握り締めて変えてく  ふわり 強さへと 「この先、辿り着けば何か見える?」 解けてく心 開いてた扉の向こう踏み出してく Ah,この景色に塗りたしてく Ah,色鮮やか 浮かび上げる チクタクと音を立ててく時の流れに この身体浮かべてた 歪んでく視界 今でも覚えてるのに 動き出す 今はそれだけで 囁きは何処か遠くで色付いていく 人知れず解けてく 込み上げる熱を加速を続けたままで 歩き出す 誰かの記憶へ 终