違う 泡の音でも 狂う 虫の吐息で 束ね重なる一時の琴 滲み印は視界へ嵩む 雄々しくなれと繰り返し記す 何故か刻の果てその手に乞う静かな夢を 振り返る影は見慣れた顔微笑む様に 求むありふれた浮世に在る「ササヤカナモノ」 違う 泡の破でも 奮う ただの石でも 適う 偽りの声 岸を失くして歩む末路は 歪む印を視界へ映す 由々しくなれと繰り返し記す 誰に差し出したその手は云う孤高な咎を 振り返り望む見慣れた顔泣き出しそうで 願うありふれた常世に在る「ササヤカナモノ」 奮う 紛い石も 絵に解ける 眼に舞い込む 背を向けて放す 何故か刻の果てその手に乞う静かな夢を 振り返る影は見慣れた顔微笑む様に 求むありふれた浮世に在る「ササヤカナモノ」 違う 泡の破でも 誰に差し出したその手は云う孤高な咎を 振り返り望む見慣れた顔泣き出しそうで 願うありふれた常世に在る「ササヤカナモノ」 奮う 紛い石も