朝靄(あさもや)に 映(うつ)り込(こ)んだ 世界(せかい)まで 何(なに)かまだニセモノみたいでも 塞(ふさ)ぎ込(こ)んで 後(うし)ろばかり 気(き)に掛(か)ける 今(いま)はもう早(はや)めに追(お)い越(こ)そう 言(い)い訳(わけ)する 意味(いみ)を知(し)る よりも 吹(ふ)き飛(と)ばせ 空(そら)へほら 来(く)るよ南風(みなみかぜ) 蒼(あお)い蒼(あお)い彼方(かなた)へ もっと速(はや)く飛(と)べる羽(はね)が欲(ほ)しい 高(たか)い高(たか)い空(そら)でも 側(そば)に居(い)たい君(きみ)を見(み)つけるから 座(すわ)り込(こ)んで 膝(ひざ)を抱(かか)え 閉(と)じこもる 部屋(へや)はまだ暗(くら)くて怖(こわ)いけど 勇気(ゆうき)出(だ)して 何(なん)回(かい)も 手(て)を伸(の)ばす 灯(とも)るあの光(ひかり)を掴(つか)もう 花(はな)を見(み)て 涙(なみだ)する よりも 傘(かさ)を差(さ)して 晴(は)れるのを 待(ま)とう心(こころ)から 広(ひろ)い広(ひろ)い世界(せかい)へ 君(きみ)を乗(の)せてこのまま連(つ)れてゆこう 長(なが)い長(なが)い道(みち)のり 辿(たど)り着(つ)いた場所(ばしょ)で生(い)きてゆこう 言(い)い訳(わけ)する 意味(いみ)を知(し)る よりも 吹(ふ)き飛(と)ばせ 空(そら)へほら 来(く)るよ南風(みなみかぜ) 蒼(あお)い蒼(あお)い彼方(かなた)へ もっと速(はや)く飛(と)べる羽(はね)が欲(ほ)しい 高(たか)い高(たか)い空(そら)でも 側(そば)に居(い)たい君(きみ)を見(み)つけるから 朝(あさ)も夜(よる)もわたしの 隣(となり)にいる大(おお)きな愛(あい)が欲(ほ)しい 続(つづ)く続(つづ)く明日(あした)も 二人(ふたり)なら自由(じゆう)に歩(ある)けるから -終わり-