ラストソング Shun Ohyama/ 最後にひとつ小さなキスをして 君は静かに部屋を出て行った 引き止めることもできず 黙って耐えることもない ゆらゆらゆれる 部屋の隅のギターを取って 「きみが すきで すきで- でもああ ああ- だけど だめで だめで- うまくいかなかった」 - なにかが たりなかった?- そんなことじゃなくて- 小さなズレたちが 僕らを殺したから 繋ぎ止める事もできず 時間を戻す術もなく ぶるぶる震える僕の 心の声を聴いて 「きみが すきで すきで- でもああ ああ- だけど だめで だめで- うまくいかない」- 「きみが すきで すきで- でもああ ああ- だけど だめで だめで- うまくいかなかった」-