風は呼吸を止め、心を焦がし続けて ふと見上げた空は、高く青く澄んでいた きっと君が居れば、何処か出掛けようなんて 言い出して、子供のように二人笑って過ごせていたかな 君がくれた優しさは、今もまだ心に染み付いて 君がくれた悲しさは、太陽が焦がしてくれる 青い空に、白い雲が 止まって、優しく見下ろしている 一人でも歩いてゆけるかな そんな気にさせてくれる 描いていた夢は、そっと消え、夢のままに この渦の先には何がある、そんな不安を残して 望んでいた景色とは 随分と違う所に来たけど 「怖くないよ」 そう強がらなきゃ いつまでも笑えないから 出会いあれば、別れもあって いつか記憶も薄れてゆくんだろう 歩いてく、この時の螺旋を 信じて、明日を見つめて 青い空に、白い雲が また穏やかに流れ始めた 本当は一人が寂しいよ けれどもう、君は居ないから 越えてゆくよ いつか記憶が薄れるのが怖いけど これからも君の事を想っているから 笑顔で居るから 聞こえていますか?