溜め息重ねてもここには居ない誰か 孤独の苦しみただ堪えて 何も無い、誰も居ない、消えてゆく温もり 晴れ渡る空の青までも霞んで 重ねた月日は少し遠ざかって 昨日の僕よりは強くなれた? 寂しさに潰された夜もあったけれど 一人きり蹲うずくまり、じっと耐え抜いた 数え切れない思い出に今もまだ縛られている 最後に触れた感触は思い出せないけれど もう二度と帰らぬ時間を君との綺麗な思い出に 今一人歩き出す 吹き荒すさぶ風の中 振り返り手を振って涙を殺した 桜散るこの季節に君が居なくなったね 今は別々の道を行く 高く羽ばたいて 二人の為の鐘の音が鳴ることは無かったけれど 残された記憶と傷 君と居た証