作曲 : 谷山浩子 作词 : 谷山浩子 鳴(な)いてごらん Cuckoo きれいな声(こえ)で ぼくのことを愛(あい)していると いとおしい小鳥(ことり) きみはぼくだけの いつもそばで 歌(うた)っておくれ やさしくささやく あなたの声(こえ)が 今(いま)も確(たし)かに きこえるけれど それは海(うみ)からの 風(かぜ)が運(はこ)んだ どこにもいない 人(ひと)の幻(まぼろし) 長(なが)い長(なが)い 孤独(こどく)の時(とき) 帰(かえ)らぬ人(ひと)を 待(ま)ちつづけて わたしはわたしを ここに閉(と)じこめた 柳(やなぎ)の枝(えだ)で 編(あ)んだ鳥籠(とりがご) もう誰(だれ)もわたしの 背中(せなか)のねじを 巻(ま)いてくれる 人(ひと)もいないのに 鳴(な)いてごらん Cuckoo きれいな声(こえ)で ぼくのことを愛(あい)していると できるならきみを この籠(かご)の中(なか) 鍵(かぎ)をかけて 閉(と)じこめたいよ あなたの願(ねが)いは どんなことでも すべてかなえてあげたかったの だけど願(ねが)いだけ ここに残(のこ)して あなたは消(き)えた 永久(となが)の旅(だび)へと 海(うみ)の見(み)える 丘(おか)の家(いえ)に 時間(じかん)だけが 静(しず)かに積(つ)もる わたしはわたしを ここに閉(と)じこめた 柳(やなぎ)の枝(えだ)で 編(あ)んだ鳥籠(とりがご) わたしを作(つく)った あなたの腕(うで)に 帰(かえ)るその日(ひ)を ひとり待(ま)ちながら