窓(まど)の外(そと)は蒼く 冷え(ひえ)た月の夜 凍り(こおり)ついた過去 そっと 捨(す)てに行こう 朱(あか)く燃(も)えた月が嘘(うそ)をかばうなら 君は何を守(まも)り 何を追(お)いかけたの 優しさが欲(ほ)しい 私は願った 掛け違えたこころはほどく術も(すべも)なく 君の守るすべて壊(こわ)そうと思った 陰(かげ)る愛に無力な声届く筈(はず)もなく きっと悪(わる)い夢 きっと朝は来る(くる) 今は朱い月が 闇(やみ)を連れてくる 夜の底(そこ) やがて蒼い月は 何も無かった様(よう)に 冷えたこの地上(ちじょう)を 震(ふる)わせて照(て)らす