川嶋あい - グレープジュース ★ 自動販売機で買った グレープジュース コインにぎりしめて のどを潤す 右も左もわからない世間知らず この街にアンフェア感じてる 走る車眺め 時計を確かめてみた 12時ちょうどあの日 ふるさとを出て東京に着いたね 私今夢を見る 甘く冷たいこのグレープジュースの中 あの頃優しかった 思い出を飲み干し 瞳を閉じてみれば 寂しい飛行機の窓 青い空見ていた アスファルトの上にずっと立ってたら いつのまにか足が痛くなってきた 私にとってはこれが最初の痛み 私がこの場所へ来た証 慣れない人にまぎれ 作り笑い浮かべてる そんな自分がもう 情けなくて帰りたくなった 私今夢を見る 甘く冷たいこのグレープジュースの中 出会った仲間がいて 大事な人がいた 懐かしい言葉もあった 氷が溶けていく音 忘れないこの味 私もう帰れない ぬるくなった夜のグレープジュースの中 新しいこの街で 前へ進むしかない そしてまたあの頃を 思い出したくなったら グレープジュース飲もう グレープジュース飲もう グレープジュース飲もう ★ おわり