[ti:] [ar:] [al:] [00:31.34]降り頻る、六月の雨空に紫陽花の花は咲きました [00:41.43]雨宿りする場所すらもなくて、いつまでも心濡らしました [01:01.45]雨上がり、七月の青空に紫陽花の花は枯れました [01:10.52]過ぎし日々を思い出せば [01:13.52]心だけは色褪せず、君の傘を待ち続けた [01:21.34]派手に粧したマニキュアとピアス [01:26.51]長く伸ばした髪も君だけの為 [01:31.61]薬指に残る指輪からぶら下がる、断ち切れた赤い糸 [01:41.33]閉ざした君の胸の鍵穴 [01:45.99]錆付いては合わなくなる、二つきりの合鍵 [01:51.56]比例して吐いたはずの嘘にあの日、君が傘を閉じて [01:59.49]心は雨のち雨 [02:33.20]眠らないのは寝顔が好きだから [02:38.27]眠れないのは孤独が嫌いだから [02:43.32]枕元に残る君の夢、なぞるように手繰るのは赤い糸 [02:54.71]閉ざした君の胸の鍵穴 [02:59.17]錆付いては合わなくなる、二つきりの合鍵 [03:04.57]比例して吐いたはずの嘘にあの日、君が傘を閉じて [03:12.31]心は雨のち雨 [03:14.95]震える肩を寄せて歩いた [03:19.24]記憶のなか、静かに咲く一つきり相傘 [03:24.60]強がって堪えた幾つもの [03:29.20]涙雨が君と共に瞳を流れていく