松任谷由実 - Invisible Strings ツルクのような雨耳を澄ましたら 街の喧騒はかすれてゆく それはほんのひととき あなたの想い出 微笑ませてくれる 雨はただ そっと肩を抱き 目がしらをくすぐっているよ 恋の日記はいつか終りが来るけど 愛のまなざしはずっとそのまま どんなこと書いたか覚えてなくても 言葉は立ち昇る When the love is gone 愛が去ったとき 物話は完結するのね 忘れないで あなたがくれた やさしさがここにあることを 思い出して 見えない糸で 綴じられた日々があることを ベージをめくるように 年は代わるけど 私たちの時計 止まったまま 高原の花のように 湖のように 霞んでゆれている When the love is gone 愛が去ったとき 物話は書きたせないのね 忘れないわ あなたがくれた やさしさがここにあるから 思い出すわ 見えない糸で 結ばれたふたりがいるから 忘れないで あなたがくれた やさしさがここにあることを 思い出して 見えない糸を 信じてる私がいることを おわり