乾き切っていた 喉を潤した 瞬間みたいに 穏やかな日々 また 訪れるように 君のもとに 笑うならかまわない あぁ 夢見がち だとわかっているから 限りのある この世界に 生まれくる 全ての生命(いのち)が 癒やされて 消えていくのなら いつも微笑(わら)いあえたのに たとえば もし君が僕を まだ探してくれていたなら すぐ 僕は 月の裏側 君 見つけて 壊れかけてた ラジオしがみつく 更けた間に 遠い国の誰か 歌っていたんだ 地球(ほし)の嘆き あの頃から 僕らは あぁ たやすく 嘘を 見過ごしてきた あてなどない この旅路に せめて何が遺せるのかは わからないよ はりつめた心 灰色の空 仰いだ きらびやかな 詩(ことば)だけで 伝えられるはずのない時代(ひび) いま此処で 秘めてた情熱に わずかに溶け あぁ 限りのある この世界に 生まれくる全ての生命(いのち)が 癒やされて 消えていくのなら いつも微笑(わら)いあえたのに たとえば もし君が僕を また 探してくれていたなら すぐ僕は 月の裏側 君 見つけて