[00:00.00] 作曲 : マチゲリータP [00:01.00] 作词 : マチゲリータP [00:06.33]ツギハギ惨毒 [00:07.64] [00:15.68] [00:46.96]糸を手繰り寄せ [00:50.33]錆びた針(の穴)に通す。 [00:53.81]擦れる音が [00:57.17]耳に障ります。/ [00:59.56] [01:07.37]思い出の詰まった草臥‐くたび‐れた布と [01:14.18]額縁‐がくぶち‐の中(で)二人きり [01:18.86]痩せこけた顔。 [01:21.09] [01:21.24]悲しいから抱えていた [01:24.48]お人形さんは壊れて [01:28.09]腕が取れてお目々がない [01:31.27] [01:31.49](お母様、継ぎ接ぎで)継ぎ接ぎ合わせで [01:33.24](合わせて直してくれませんか?)直してよ! [01:34.64] [01:34.94]ひとりぼっちの部屋の中/ [01:38.29]お人形さんとお喋り。 [01:41.77](まったくあんたは愛想が悪くて)愛想が悪くて [01:43.46](笑 わない子だねぇ)笑わない子だね [01:45.19](ってお母さんが言うの。)お母さんが言うの。 [01:48.40] [01:48.70]一人寂しいお夕食 [01:52.09]お人形さんと食べるの。/ [01:55.39]冷めたひとかけのパンと [01:57.85]トマトのスープに映る私のお顔。 [02:03.93] [02:06.65](置き去りにされた愛情は気づけばもうそこには無くて [02:09.27]嘘造りに溺れた女はやがて大切な物を忘れた [02:11.99]溺れた末に見えた物すら見つける事が出来ない。) [02:14.96] [02:16.20](小さくうう、う、う歌う)小さく歌う [02:19.57](ららら の、 こ、声は。)らららの声は。 [02:22.98](つ、冷たい部、や屋に)冷たい部屋に [02:26.39](少々、すこ、しだけ響いて)少しだけ響いて [02:29.60] [02:29.88](中央に座っています)まんなかに座る [02:33.21](私の頭上で消えました!)私の頭上で消えた! [02:36.68](寂しい音?)寂しいね? [02:38.45](寂しい夜。)寂しいよ。 [02:39.72] [02:39.94]どこもかしこも腐ってゆく [02:43.13] [02:43.27](それは所謂-いわゆる-、果実や動物の死骸の腐敗現象のように。/ [02:43.39]嫌悪感を覚える異臭を放ちながら。) [02:43.53] [02:43.65]ひとりぼっちの部屋の中 [02:46.93]お人形さんとお喋り。/ [02:50.37]「貴女は悪い子なんかじゃないから」/ [02:53.71]ってお人形さんが言うの。/ [02:56.91] [02:57.04]一人寂しいお夕食/ [03:00.53]お人形さんと食べるの。 [03:03.97]冷めたひとかけの大きなお肉と [03:07.45]赤黒いゼリィー [03:10.59] [03:10.76]いつかの絵本の中では [03:14.16]楽しそうに笑う家族(の姿)。 [03:17.80]魔法の世界と私の世界は [03:21.16]こんなにもちがうの/ [03:24.22] [03:24.36](「そして彼女は右手に握った寂しさに)右手ににぎった寂しさに [03:28.00](「在るだけ」の愛を詰め込んだ)在るだけの愛を詰め込む [03:31.46](気づけば時間が過ぎたようだ。)静かな [03:32.38](静かな部屋の「其処」には)其処には [03:33.26](ひとかけの母が皿に乗り)ひとかけの母が皿に乗り [03:36.87](こちらを見つめて)こちらを見つめて。/ [03:40.05](何かを訴えていた。」) [03:40.97] [04:07.24]end [04:13.70]undefined