寂しそうにしないで 忘れないでいいから 降り続く 白い雪に染まるよ あなたは此処を離れ 道行く先 選んで 遠くでも変わらずいればいいよ 街中が靜まり出す 夜が來る 言葉は無いけれど 傍にいるの 指先に觸れる雪 小さな結晶を紡(つむ)いで 白銀に揺れながら 唇近づけたら きっと 雪解けの來るころに 寒さに躊躇(ためら)った後で あなたから 私から 離れてく恋 誰にもあることかも しれないけどダメだよ 変わり出す景色は戻れないよ ヒラヒラ 舞い降りてく 軽くて頼りないね 綺麗…でも まるで誰かみたいで 約束を覚えてるよ だけどもう あなたは忘れても いい頃だよ 何処までも いつまでも あなたについて來た雪は 振り向いた その時に 肩から落ちてゆくの そっと 「言わないとダメだよ」と 哀しそうな顏してみても 苦笑いここからは離れられない… そっと指先に觸れる雪 小さな結晶を紡(つむ)いで 白銀に揺れながら 唇近づけたら きっと 雪解けの來るころに 寒さに躊躇(ためら)った後で あなたから 私から 離れてく恋 終わり