[00:19.74]街を見おろす丘から あの日僕らは何を見てた [00:28.06]やっと 二人きりになれた 照れながら あの日 [00:33.20] [00:34.20]「明日の朝早く僕は 上りの電車に乘るんだね」 [00:39.20]卒業のあとの校舍 小さく 見つけた [00:43.76] [00:43.90]行かないでと一言 つぶやいた君 あの時 [00:53.97]僕は 見えない 夢を いだいていた [01:03.98] [01:04.66]離れていても きっといつまでも 君のことを思っているよと [01:15.92]言った心が いまさら うずいて たまらないよ [01:26.33]君にさよなら 電話で告げた 過ぎてゆく 季節の中に [01:37.17]會えない 時間にも 距離にも 勝てない 僕らがいた [01:52.78] [02:06.67]僕のコートの裏には 君のセーターの色が殘り [02:12.78]キスの時の香りが消えずにある [02:16.00] [02:16.80]どこか 大人びて見えた あれは口紅のせいだって [02:20.12]今なら さまざまに 思い當たることも あるが [02:23.93] [02:24.50]片道の切符を ふざけたふりで とりあげ [02:31.15]君は 無理して 妙にはしゃいでいた [02:38.24] [02:39.13]離れたらもう 馱目になるよと 君がうつむくの 打ち消して [02:46.92]僕はコートで ふるえる その肩 つつみこんだ [02:54.20]こんなに笑顏 思い出すのに そこで途切れてしまう君 [03:01.94]忘れてしまっても 忘れはしないよ 胸のどこかが [03:18.58] [03:30.89]行かないでと一言 つぶやいた君 あの時 [03:46.90]僕は 見えない 夢を いだいていた [03:54.18] [03:55.02]君にさよなら 電話で告げた 過ぎてゆく 季節の中に [04:04.52]會えない 時間にも 距離にも 勝てない 僕らがいた [04:12.08] [04:12.77]街を見おす丘からあの日 君が見ていた「何か」を [04:19.69]このごろ不意に わかった氣がする こともあるよ [04:27.35]君に出逢った 君に戀した この体の奧に ずっと [04:35.08]君と見つめていた 景色がいつでも 流れている